住宅・古民家風住宅 茶室・数寄屋
2021年8月16日

東京都内にお茶室を手掛けさせていただきました。


都内にて5棟目のお茶室を手掛けさせていただきました。

京橋・銀座・九品仏・浅草に続き… 今回は江戸川区船堀です。

広間は『 伊勢神宮・霽月 』一ノ間の写しです。

『霽月』は松下電工創始者・松下幸之助氏が寄贈したものです。

敷地の都合にて、10帖を8帖にしております。

建築基準法や諸々の条件を踏まえて。家屋内に外腰掛・内露地を配置しています。

外腰掛・内露地
躙り口からの景色

小間は2帖台目。掛込み天井、平天井はヘギ板を用いて矢羽根組とし、床は壁床です。

下地窓は200年程の季を重ねた味わい深い葦を有楽窓風に施しました。

躙り口と下地窓

小間には【清楽庵】と名付け、昔から親交のある

沼津大中寺・下山光悦住職に筆入頂き、扁額を彫りました。

扁額は京都で手に入れた味のある古材に、棟梁自ら鑿(のみ)を入れました。

現場となる江戸川は、とても風当たりが強い場所という事で

屋根は寄棟屋根とし、数寄屋建築に多いむくりをつけました。

むくりをつけた、寄棟の屋根

この 江戸川区 Hさま邸は、

玄関から 寄付き・小間・広間・内露地・水屋・勝手 から形成され

お茶事まで行う事ができます。

小屋組みは、関西間の広いスパンを大きな梁を使わず【合掌組】を採用し

屋根が出来る限り高くならないよう設計しました。

小屋は合掌組になっています

設計から、何度も打合せを重ね、図面を書き直し…

緊急事態宣言やコロナ禍という、特殊な状況下で

無理を言ってご尽力頂いた職方さま一同

貴重な機会を下さったお施主さま

ご理解・ご協力くださった総ての方々に感謝申し上げます。

庭工事も弊社施工です。